教室長より
塾講師をはじめて16年。大手集団塾、小規模塾、個人塾、個別指導塾、家庭教師と様々な経験を積んできました。
そこで最も大事だと気づいたこと、それは「生徒の本音を引き出す」ことです。
本当は分かっていないのに、分かったフリをする。本当は集中して聞けていないのに、一生懸命に聞いているフリをする。本当は◯◯高校に行きたいのに、自信がなくて言い出せずにいる。本当はなりたい自分があるのに、自分なんて…と卑屈になって、諦めている。
多感な時期の子どもたちは大人が思う以上に、多くのことを考え、悩み苦しんでいました。
塾講師は、生徒が今何に悩み、本当はどんな自分になりたいか、その隠された本音を引き出す、それこそが最も重要な仕事だと考えています。
本音が分かりさえすれば、あとは簡単なことです。医師が患者に適切な薬を処方するように、今までの豊富な経験を糧に、その子に最善、最適なアドバイスやフォローを施すことができます。
塾側の都合による、画一的な型に生徒をはめた指導形態ではなく、一人一人を尊重できる、一人一人の本音と向き合える、それを実現できる指導形態を16年かけて試行錯誤を繰り返した結果、ついに編み出すことができました。最適で無駄のない、個別と集団のハイブリッド指導なら「生徒が塾に合わせる」のではなく「塾がそれぞれの生徒のニーズに適合する」これを可能にします。
生徒ができていることを必要以上に教えない、生徒が分からないことは本音で「分かんない!」と言えてすぐ質問ができる、そんな指導システムです。
「どうせ私なんて」「俺はこの程度で十分」そんな言葉を最近の子どもはよく口にします。周りにも多くを期待しない代わりに、自分にも大きな期待をしない。たしかに楽で、痛い思いをしない、賢い生き方かもしれません。
けれど、まだまだ可能性に満ちた子どもたち、これからの日本を背負う大切な人達に、そんな簡単に下を向いて欲しくはない。私たちNii Schoolは「できないことなんて何もない」「なりたい自分をあきらめない」こういう考えを自ら思ってもらえるよう、人生の通過点である高校受験・大学受験を通して成長させていきたい、そう考えています。
保護者の皆様へ
数ある学習塾の中からNii Schoolのホームページをご覧いただきありがとうございます。改めまして、大学受験・高校受験のNii School代表の武末と申します。
私が保護者の方に伝えたいこと、それは「お子様が人生の困難すらも楽しんで、前を向いて生きていく力を、私たちは育成する自信がある」ということです。大変恐縮ですが、私の経験を少しだけお話しさせていただきます。
私は、熊本に生まれ、両親と妹1人の4人家族でした。私が物心ついた時から、両親の仲は良くなく、家に居ることが辛い時もたくさんありました。両親の喧嘩を見て泣く妹をどうにかあやすため、幼いながらに工夫したことを今でも覚えています。
もともと教育現場の弁護士になりたかった私は、関西の国立大学法学部を第一志望としていましたが、家庭の金銭的な理由で、私立の滑り止めも受けられず、実家から通える熊本大学教育学部数学科へ入学しました。教育について学ぶことは、将来教育現場の弁護士になった時、役に立つと思ったからです。大学生の時には、卒業後に法科大学院に入学するため猛勉強しました。第一志望には届かなかったものの、大阪大学高等司法研究科に合格し、勉強を開始しました。
しかし、入学直後、家族の金銭的な理由で退学を余儀なくされ、入学後約1ヶ月で退学することになります。 その後、縁あって、たまたま新年度開始直後に募集をかけていた中高一貫校が見つかり、それから非常勤講師を1年弱経験し、正規採用され2022年3月まで働かせていただくことになりました。
私の人生は、このように振り返ってみると困難の連続で、何度も心が折れそうになっていました。大阪から横浜へ引っ越すときの全財産は200円でした。コンビニでおにぎりを買うことすら躊躇し、飛行機へ乗り込みました。そんな時、いつも私の心の中で支えとなっていた言葉が「Nothing is impossible」です。「不可能なんてない。」この言葉は、綺麗事かもしれません。社会に出たらたくさんの「不可能」に直面します。諦めるしかないこともきっとたくさんあります。
しかし、「実際に不可能であること」と「不可能のように見えること」は大きく違うと思うのです。私がたくさん向き合ってきた中学生、高校生たちは、大人の私からしてもまだまだ可能性があることなのに「不可能だ。」と決めつけてしまうことが本当に多いのです。
生徒たちと、6年間担任として向き合ってきた私は、常に「不可能なんてない。」と言い続けてきました。中学生・高校生の段階で、自分の不可能を判断するには早すぎるからです。そして、たくさんの生徒と何度も面談をし、声をかけ続け、たくさんの生徒が前を向き必死に努力するようになってくれました。結果として、難関大学合格や国立大学の医学部医学科に現役合格するなど素晴らしい結果を残す生徒も多くいました。しかし、私は、結果として第一志望に合格できなくても、なりたい自分になるために、第一志望から逃げず、受験勉強に取り組んだ生徒たちは皆等しく素晴らしいと思っています。学習塾としては、実績を求めた方が良いのでしょうが、残念ながら私は合格実績よりも、「その子が心から行きたいと思える大学を目指し、納得のいく取り組みができたのか」ということを大切にします。自分の中で「不可能だ。」と決めつけたり自分に嘘をついたりすることなく、「不可能なんてない。」と心から思い前を向いてくれたという過程こそ、生徒たちには大切にしてほしいと思います。
我が子の人生をどうにか良くしたいと思う保護者の方とも数多くお話をさせていただきました。そんな時私は、「いずれお子さんは親元を離れ、自分で前を向いて歩いていくことになります。困難に直面した時、ちゃんと前を向ける力を僕はつけてあげたいんです。僕に任せてください。」とお話しています。
Nii Schoolには、大手予備校ほどの実績も、設備も、信頼もありません。しかし、これから出会う生徒たちに対する私の想いや情熱は絶対にどこの予備校にも負けません。授業がわかりやすく成績が上がるのは当然です。その上で、その子の生きる力、前を向くちからを育てたいと思っています。
改めて申し上げます。私が保護者の方に伝えたいこと、それは「お子様が人生の困難すらも楽しんで前を向いて生きていく力を、私たちは育成する自信がある」ということです。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。Nii Schoolでお待ちしております。